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秋葉原に遊びに来て、悩ましいのが「どこでランチを食べるか」だろう。
そこで、皆さまのランチ選択の一助になればと、用がなくとも秋葉原をウロウロしているワタシ、旬ゴリがオススメのアキバ飯をご紹介しよう。
なお、趣味にお金を使いたいアキバ民としては、ランチに使える金額は1,000円以内と想定して、1,000円以内で食べられるメニューを中心に紹介したい。
秋葉原と言えばラーメンの激戦区。少し歩けばおいしいラーメンが食べられるが、とんこつや背脂などが中心になってしまいがちなので、たまには変化球的な麺類が食べたくなることもあるだろう。
そこで今回は、花椒(ホアジャオ)の鮮烈な辛さ(痺れ)を存分に味わえる「担担麺」がウリの、「汁なし担担麺ピリリ」におじゃました。
「汁なし担担麺ピリリ」は、JR秋葉原駅から徒歩8分、末広町駅からなら徒歩1分ほどの蔵前橋通り沿いにある。外観はパッと見おしゃれな喫茶店のように見えるため、うっかり通り過ぎてしまわないように。
お店の外側には、手描き看板が置かれており「担担麺ピリリ」と店名も記されている。これを目印に探してみるといいだろう。
店内は、テーブル席が3卓(8席)、カウンターが7席の合計15席と、秋葉原界隈の飲食店としては中規模。通路は広く取られているので居心地がいい。
ランチメニューなどは特にないので、通常メニューから注文しよう。「麺増し」「肉増し」「トッピング」など、細かく指定ができるので、腹具合にあわせて選ぶのもいい。
「汁なし担担麺ピリリ」の看板メニューと言えば、その名の通り「担担麺」だが、お店で使われている花椒は、中国本土では四川料理などでよく使われる定番の香辛料だ。ミカン科サンショウ属の植物の果皮で、日本では「かしょう」とも呼ばれている。
今回はこの花椒の痺れる辛さを求めて来店しているので、「辛め」を選んでみた。クセのある辛さのため、初めて食べる人は「控えめ」か「普通」を選び、最適な辛さを探ってみるのもいいかもしれない。
こちらが今回のオーダー「白胡麻担担麺(辛め)」だ。
大量の花椒がかけられているのがわかる(茶色い粉末が花椒)。
トッピングは、ネギ、水菜、ひき肉、そして大量の花椒。筆者は中国本土や台湾に移住していたことがあるので慣れてしまっているが、慣れない人だとこの時点でかなり刺激的な匂いを感じるかもしれない。
麺は平打ちちぢれ麺で、白胡麻ベースのタレがよく絡む。
汁なし担担麺は、とにかく混ぜなければ始まらない。食べる前に、とにかく混ぜて混ぜて混ぜまくろう。
「汁なし担担麺ピリリ」一番の人気メニューは、今回オーダーした「白胡麻担担麺」だそうだ。
確かに、白胡麻ベースのタレが花椒の痺れを緩和してくれ、これだけ大量にかけられていても、「辛くて食べられない」ということはない。
ひき肉もゴロリと粗挽きのものが使われており、食べ応えもバッチリだ。
花椒の辛さや痺れ、白胡麻ダレのまろやかなおいしさに、ひき肉や水菜の食感がアクセントになって、どんどん食欲が湧いてくる。
ちなみに、このくらい食べたところで、筆者は汗だくになっており、体の中からポカポカと温まってきているのがわかった。
無事完食! 食後のお冷やが、フルマラソンを完走したあとに飲む水のように体を冷やしてくれるのがわかる。そのくらいの強烈な痺れと辛さを味わえる。
というわけで、今回は末広町駅近くの担担麺専門店「汁なし担担麺ピリリ」におじゃまさせていただいた。
お店では中国本土から取り寄せた花椒を使っているので、ぜひ秋葉原で本場の花椒の味を堪能してもらいたい!
なお花椒は、食欲不振や消化不良を改善する働きがあり、中枢神経を刺激して内臓の働きを活発にする作用もあるそうなので、最近体調がすぐれないというときなどにもぜひ食べてほしい!
店舗情報
店名:汁なし担担麺ピリリ
住所:東京都千代田区外神田3-7-8 D.B末広町ビル 1F
電話:03-6262-9993
営業時間:
月 11:00~15:00
火~金 11:00~15:00、17:00~21:30
土 11:00~21:30
日・祝日 11:00~20:00
定休日:不定休 年末年始
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