※本コンテンツはアキバ総研閉鎖に伴い、記事の権利移譲を受けて転載しております。
※2023年12月23日に掲載された記事の再掲となります。
「アキバ総研」と名乗っているからには、秋葉原の文化やルーツは知っておかなければならないと思う今日この頃。そしてアキバには「オタク文化」と双璧をなす「萌え文化」というものがあります。この秋葉原の萌えを体験するために、前回は「Cure Maid Café」に取材させていただき、今回は2023年12月10日にプレオープンしたばかりの「ツクヨミメイドカフェ 秋葉原店」にうかがいました。
「ツクヨミメイドカフェ」は、台湾の高雄に2005年オープン。今年で18年の歴史を誇る、台湾の老舗メイドカフェで、現在は台湾で7店舗が運営されている。そして今回、満を持して日本の萌え文化発祥の地である秋葉原に進出! 通算8店舗目にして日本国内1号店となる「ツクヨミメイドカフェ 秋葉原店」が、2023年12月10日にプレオープンしました。
店舗は、JR秋葉原駅から徒歩5分ほどの共益外神田ビルの7階にあります。
同ビルは、同店を入れて4件のメイドカフェが軒を連ねる激戦区です。
店内の照明は明るく、白いゴシック調の内装で統一。アキバの雑踏からお店に入店すると、一瞬で「別世界に来た」と思えるでしょう。
席数はカウンターとテーブルあわせてて34席と多めなので、ゆったりと楽しむことができます。
入口のエレベーター上には、漢字表記による「ツクヨミ」の店名が掲載されていたり、店内の中央には馬車のコーチをイメージした舞台が設置されていたりと、日本のメイドカフェとは異なる雰囲気がそこかしかに漂っており、店内を眺めているだけでも楽しくなってきます。
もちろん、メイドカフェで最も重要なのは、そこで働くメイドさんだ。プレオープン時点では、台湾の本店からヘルプで来たメイドさんや、留学生の台湾人や香港人の女の子がメインで働いていたが、今後は日本国内で日本人のメイドさんも募集していくそうだ。とはいえ、現在お給仕してくれるメイドさんたちも日本語が堪能なので、やり取りに困ることはありません。
ちなみに、台湾に3年住んでいた筆者の個人的な見解だが、台湾人の女の子はとてもかわいい!(あくまで個人的見解です)
台湾から来たメイドカフェだけに、メニューやシステムも一般的なメイドカフェと比べると少々特殊だ。システム的には、チャージ料や入場料などは必要なく、60分で1,500円分のオーダーをするだけ。60分以上(延長)滞在したいのであれば、追加で1500円分のオーダーをすれば延長することができます。
メニューには、メイドカフェ定番のオムライスのほかにも、台湾の夜市定番メニュー「塩酥雞」や「大根餅」など、日本のメイドカフェではなかなかお目にかかれないメニューが多数掲載されています。
ドリンクやデザートメニューにも「肥宅快楽水」や「HP/MP回復剤セット」など、見慣れないものが多数あります。ちなみに「肥宅快楽水」とは、「肥」が太った、「宅」がオタクという意味で、「太ったオタクが好きな水」つまり、でコーラのことを指しています。
こちらが、「HP/MP回復剤セット」。
赤いHP回復剤と青いMP回復剤は別々に出てくるので、自分で好きな色や味に調合して楽しめます。
そしてこちらが「メイドスペシャル」。
赤と青の2層に分かれたドリンクに、フロート(アイスクリーム)やハート型のマシュマロが乗っている。「メイドカフェに行ってきました」的な写真を撮影したい方にピッタリだ! もちろん味もおいしいので、ぜひ注文してみてください。
フードメニューからは、「ルーローオムライス」をオーダー。もちろん、メイドさんにお絵描きしてもらえます!
オムライスの周囲にはカレーがかけられており、玉子をめくるとルーロー(魯肉)ががのっています。
ルーローとは、豚バラ肉を甘辛く煮込んだもので、台湾の定番メニューです。このルーローがまた本格的な現地(台湾)の味で、3年台湾に住んでいた筆者も現地を思い出だしてしまうほどです。そのルーローとカレー、玉子が絶妙にマッチしたこのオムライスはとてもおいしい!
ちなみに、台湾のオムライスはケチャップライスを使わず、白いライスが普通なので、皆さんも驚かないように。
こちらが、「マジカル和牛牛肉麺」だ。
牛肉麺(ニューローメン)は中華圏では定番のメニューで、地方によって味や調理法が変わるのだが、ツクヨミメイドカフェの牛肉麺は台湾流の「紅焼牛肉麺」。
豪華に和牛肉が盛りつけられた状態で提供され、メイドさんが「萌えを注入(スープを注いで)」して完成させてくれるスペシャルメニューです。
そしてこちらが、「台湾パーコールーローハンセット」。パーコー(排骨)とは、豚のスペアリブのことで、台湾では唐揚げにするのが定番だ。大きめのパーコ―とルーローハンの豪華セットで、ガッツリ食べたい人におすすめのメニュー。
どのメニューも本場台湾に引けを取らない味なので、台湾経験者は懐かしく、未経験者は新鮮に楽しむことできます。
ちなみに箸袋には、「お帰りなさいませご主人様、お嬢様」と、日本語と中国語で書かれているので、持ち帰ればいい記念になりますよ。
というわけで、今回は台湾から日本に初出店を果たしたメイドカフェ「ツクヨミメイドカフェ 秋葉原店」で、本格的な台湾流メイドカフェと料理を体験させていただきました。
メイドさんと楽しく台湾や台湾料理の話で盛り上がったり、中国語を習ってみたりと、一風変わった時間を満喫できました。
皆さんも秋葉原にお寄りの際には、「ツクヨミメイドカフェ 秋葉原店」に足を運んで、台湾流メイドカフェを体験してみてはいかがでしょうか。
店舗情報
店舗名:ツクヨミメイドカフェ 秋葉原店
住所:東京都千代田区外神田4-4-2 共益外神田ビル7階
営業時間:平日 14:00~21:30 土・日・祝日 12:00~21:30
定休日:年中無休
公式X(旧Twitter):https://x.com/tukuyomi_hold
店舗地図