※本コンテンツはアキバ総研閉鎖に伴い、記事の権利移譲を受けて転載しております。
※本記事は2023年08月29日に掲載された記事の再掲となります。
秋葉原といえば思いつくのは、「アニメ」「メイド」「オタク」、最近では特定のテーマを取り入れたカフェ「コンカフェ」や、ポケカで話題の「カードゲーム」という方もいるかもしれません。そんな流行り廃りの激しいアキバの地で来年10周年を迎えるという、アキバとしては老舗ともいえるメイドシーシャバーがあるのはご存じでしょうか? 今回の旬ゴリのアキバ探訪は、そんな老舗のメイドシーシャバー「AKIBAスモーカーズ」におじゃましました。
シーシャとは、水タバコとも呼ばれ、水を貯めた「水パイプ」と呼ばれる喫煙具の中に煙を通して吸引するタバコの一種です。煙を水に通すことで、通常のタバコよりも味わいがやわらかくなり、ニコチンやタールなどの有害物質も抑えられるため、喫煙者はもとより、喫煙習慣のない人にも愛好者がいます。数年前からSNSを中心に話題となり、最近ではシーシャを楽しむためのシーシャバーも増え、居酒屋などでも提供するお店があります。 しかし、シーシャバーと聞くと、「たばこは吸わないし」や「嫌煙者なので」、「アングラなイメージ」など、なんとなく入りにくいイメージがあるかもしれません、しかもそこにメイドがトッピングされると、ピュアなアキバ民の方々はさらに入りにくいかもしれません。今回は、そうしたイメージを少しでも払しょくすべく、お店の雰囲気なども合わせてレポートしていきます。
(※20歳未満の方の喫煙は、法律で禁じられています)
「AKIBAスモーカーズ」は、JR秋葉原駅の電気街南口を出て徒歩7分、東京メトロ銀座線・末広町駅から徒歩2分、秋葉原のメイン通りと言われる中央通りから裏通りへと入ったところ、アキバ民にはパーツ通りとジャンク通りをつなぐ通りと言ったほうがわかりやすいかもしれません。
周辺にはPCショップやジャンク屋が点在し、昔ながらの秋葉原の街並みに溶け込むように現れる「メイドの水たばこ」の看板が目印です。
階段を上り、お店のドアを開けると、さっそくメイドさんが笑顔でお出迎えしてくれました。
店内は中東風の装飾がなされ、暗めの照明とあいまって落ち着いた雰囲気です。
座席は最大で22席あり、席の間隔も広めに取られているので、周りを気にせず自分の世界に没入できます。 なお同店は、飲食業の営業許可をはじめ、たばこの免許や喫煙目的室としての基準をクリアするなど、必要な届け出を行って営業している健全な店舗なので、その点はご安心ください。
(※20歳未満の方の喫煙は、法律で禁じられています)
席に着くと、年齢確認の後にメイドさんからメニューの説明があります。
この時、料金形態やフレーバーなど細かく教えてくれるので、疑問点などがあったらこの時に聞いてみるのもいいかもしれません。
一番お安く体験したい場合は、チャージ(600円)+ 1ドリンクオーダー制(500円~)+シーシャセット(2,300円)の、3,400円+税で3,740円になります。
※土日祝や混雑時には2時間制になる場合もあります
今回は取材ということで、8月の季節限定フレーバー「フルーティー・キャンディー」と「オレンジ・シャーベット」の両方を試させていただきました。
8月の限定フレーバーは、煙を冷やして涼しさを味わえる「アイスホース」が付いているお得なセット。
ちなみに、9月の限定フレーバーは、ハロウィンをイメージした「魔女のお茶会」と題して、ボトルに紅茶シロップをトッピングしたフレーバーが選べるそうです。
ドリンクとシーシャのフレーバーをオーダーすると、メイドさんが調合してくれます。
フレーバーの調合や炭の調整、煙の出具合の確認など、シーシャの準備には15分ほどかかりますので、ドリンクを飲みながら調合が終わるのを待ちます。
この日お給仕してくれたメイドさんは「しずく」さんと、「きょう」さんです。
お2人とも、シーシャの知識が豊富でフレンドリーなかわいいメイドさんでした。
お気に入りのメイドさんに出会えたなら、今後のお給仕の予定を聞いておくのもいいですね。
準備ができたら、シーシャが運ばれてきます。
この時、吸い方を教えてくれますので、シーシャが初めての人はよく聞いておいてくださいね。
喫煙者も、普通のたばことは吸い方が違いますので、メイドさんの実演をよく見ておくといいですね。
メイドさんがシーシャを吸う姿は、何とも言えない背徳感があり、なかなか味わえないものがあります。
準備が整ったら、後はシーシャタイムを楽しんでいきます。
リラックスして、シーシャを吸っていると、日頃のストレスが煙と一緒に吐き出されるような気がしてきます。
店内にはゆったりとしたBGMが流れ、薄暗い照明がさらにリラックスさせてくれます。
「吸っていないと炭が消えてしまうのでは?」と思うかもしれませんが、メイドさんがちゃんと炭のメンテナンスをしてくれるので、急いで吸う必要はありません。
本を読んだりゲームをしながら楽しんでもいいですし、メイドさんが忙しくなさそうなら、お話しするのもいいですね。店内には無料のWi-Fiも用意されていますので、PCを持ち込んで仕事をするのも大丈夫です。
ちなみに、この記事はAKIBAスモーカーズさんでシーシャを吸いながら書いています!
常識の範囲で周囲の迷惑にならなければ、どんな楽しみ方をしてもいいのです。
(※20歳未満の方の喫煙は、法律で禁じられています)
今回いただいた「フルーティー・キャンディー」と「オレンジ・シャーベット」はどちらもアイスクリームをイメージした甘めの調合で、保冷剤の入ったパイプ「アイスホース」に煙を通すことで、まるでアイスクリームを食べているかのような味わいを楽しめます。地球沸騰化と騒がれる今年の夏を乗り切るためにも、機会があればぜひ試してもらいたい一品です。
同店でシーシャを楽しむと、メイドさんがデザインしたステッカーと、その日楽しんだフレーバーを記入してくれるシーシャ手帳がもらえます。気に入ったフレーバーがあったら、後日来店する際に手帳を出して同じ調合をしてもらうこともできます。
また、ステッカーは毎月絵柄が変わるので、コレクション性があり、こちらも集める楽しみがありますね。
過去に配られたステッカー。どれもかわいいイラストで集めたくなります。
というわけで、旬ゴリのアキバ探訪第21回は、「AKIBAスモーカーズ」にて、シーシャを体験させていただきました。
最近はシーシャブームもあり、珍しいものではなくなりましたが、メイドさんとシーシャという本来まじわらない文化を融合させ、我らがアキバの地で来年10周年を迎える同店。アキバに通い始めて40年の旬ゴリも初めて味わう異空間に魅せられて、取材後にもプライベートで通い始めてしまいました。
非喫煙者や嫌煙者の方は、「シーシャって結局たばこでしょ」と思っている人も多いかと思います。
もちろんシーシャにもニコチンやタールが含まれていますので、基本的にはたばこと同じですし、日本国内では20歳以上でないと入店もできません。でも、そんな人でも楽しめる「Decloud(デクラウド)」というノンニコチンのシーシャもありますので、たばことひとくくりに嫌悪するのではなく、リラクゼーションの一種として楽しんでみてはいかがでしょうか?
(※20歳未満の方の喫煙は、法律で禁じられています)
店舗情報
店名:「AKIBAスモーカーズ 本店」
住所:東京都千代田区外神田3-8-17 萩野ビル2F
電話:03-3526-2850
営業時間:14:00~22:00
土日祝オープン 12:00
土日祝前日クローズ 23:00
HP:https://akiba-smokers.com/
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