※本コンテンツはアキバ総研の許諾を得て転載しております。
秋葉原に遊びに来て、悩ましいのが「どこでランチを食べるか」だろう。そこで、皆さまのランチ選択の一助になればと、用がなくとも秋葉原をウロウロしているワタシ、旬ゴリがオススメのアキバ飯をご紹介しよう。
なお、趣味にお金を使いたいアキバ民としては、ランチに使える金額は1,000円程度と想定して、1,000円以内で食べられるメニューを中心に紹介したい。しかし、今回は少々足が出てしまったことを先にお断りしておく。
秋葉原と言えばラーメンやカレーの激戦区だが、やはり日本人なら白いお米を食べたくなるもの。
そこで今回は、とにかく思う存分に「お米」を味わえる定食が魅力の「ごはん処 あだち」におじゃました。
「ごはん処 あだち」は、JR秋葉原駅から徒歩6分、末広町駅からなら徒歩3分ほどの一枝ビル1階にある。「九州じゃんがららーめん」隣のため、アキバ好きなら一度は見たことがあるだろう。
お店の外側には、とにかくインパクトのある大盛りごはんの写真や「大盛り2升(約7㎏)」などの看板が掲げられており、おもわず写真を撮ってしまった人も少なくないはず。
店内は、古き良き昭和の定食屋の雰囲気が漂うなかに、カウンターが5席、テーブル席が6卓(14席)と秋葉原界隈の飲食店としては小規模だが、通路は広く取られているので居心地がいい。
ランチセットの価格は1,100円~1,200円と、アキバ民のランチとしては少々値段は高め。しかし、注目してほしいのは「あだちサービス定食 1,100円」である。唐揚げ、春巻き揚げ、コロッケ、厚焼き玉子などのメニューが並ぶその下に「※これ全部入っています」の文字が。
ちなみに、店内メニューがこちら。
どれもクレイジーな(ほめ言葉)量のごはんとおかずが写っている。
ご覧の通り「ごはん処 あだち」で注文時に一番気を付けなければいけないのは、「ごはんの量」である。
普通のお店のつもりで、気安く「大盛り」などと注文してしまうと、2升(約7㎏)のごはんが出てきてしまう。「なら普通盛りで……」と思ってもいけない。普通盛りでも1升(約3.5㎏)のごはんと戦うことになる。
かなりの大食いの人でも「擦り切れ」、普通程度の食欲の人なら「擦り切れの半分」、女性なら「茶碗」をオススメしておこう。
さらに気を付けなければならないのは「おかわり」である。「店主の気分で増減します」とある通り、いい食べっぷりを披露してしまうと、おかわりのときにとんでもない量を追加されるので、用心が必要だ。
ちなみに、これが「鉢」だ。
これに山盛りで「普通盛り:1升(3.5㎏)」なので、いかにすさまじい量のごはんが出てくるかおわかりだろう。
さて、前置きが長くなってしまったが、これが今回のオーダー「あだちサービス定食(ごはんは擦り切れの半分)」だ。
こう見ると、「あれ?意外といけそうじゃない?」と思うかもしれないが、ごはんが盛られている器は「桶」なので、比率が少々おかしなことになっている。
おかずだけをズームするとこんな感じ。
ちなみに若鶏の唐揚げは、子供の握りこぶしくらいの大きさがある。
若鶏の唐揚げは、下味にカレー粉が使われており、揚げたてを頬張ると、カレーの味が沁みだしてきて、とても幸せな気持ちになれる。
店主いわく、「秋葉原でカレー味の唐揚げを出してるのは、もううちだけ」とのこと。
若鶏の唐揚げ以外にも、春巻き揚げ2本、厚焼き玉子、コロッケ、そして煮物と、とにかく茶色い! 唯一の緑が3本のオクラ3本という塩梅。
秋葉原において「茶色い」は正義である!
食べれど食べれどごはんもおかずも一向に減らない…
食事を始めて約30分、通常の取材の倍近い時間を費やして、とうとう完食……。
これでもごはんの量は「擦り切れ」の半分でオーダーしているのである……。
というわけで、今回は秋葉原で創業53年の「ごはん処 あだち」におじゃまさせていただいた。
もともとは、その昔UDX附近にあった神田青果市場(やっちゃば)で働く人向けのお店だったため、このような大盛りのお店になったとのこと。お話をしてくださった店主も3代目だそうで、秋葉原を根城とするアキバ民としては、その歴史を知るためにも、一度は食べておきたいお店ではなかろうか?
今回食べた「あだちサービス定食」のカレー味の若鶏の唐揚げは、単品での注文も可能なので、他の定食を注文しちゃったけど、唐揚げも食べたいという人は、単品注文してもおこう。
何はともあれ、ガッツリ「白米」を食べたくなったら「ごはん処 あだち」へ!
店舗情報店名:ごはん処 あだち
住所:東京都千代田区外神田3丁目11−6 一枝ビル 1F
電話:03-3253-3017
営業時間:11時30分~15時00分、17時30分~21時00分
定休日:不定休店舗MAP